中小企業の経営戦略に関する調査

Top> 政策・広報活動> 各種調査> 中小企業の経営戦略に関する調査(2009/12/15)

厳しい経営環境が続く中、企業の売上や利益、価格動向などの現状を探るとともに、売上増加や利益率向上に向けたイノベーションへの取り組み状況や課題等の経営戦略を把握するため、標記調査を実施した。

  • 調査時点:11月
  • 調査対象:名古屋市に本社を有する従業員300名以下の会員企業2,000社
  • 有効回答数:570社(回答率28.5%)

調査結果のポイント

Point1 販売価格の低下、販売量の減少が深刻
Point2 最も力を入れて取り組んでいるのは「新規販路・市場の開拓」
Point3 今後は中・長期的な視点を持ってイノベーションに取り組みたい企業が増加
Point4 イノベーションの課題は「人材不足」

Point1 販売価格の低下、販売量の減少が深刻
52.6%の企業で、半年前に比べて販売価格が低下、71.8%の企業で、販売量が減少している。また、販売価格が低下しており、かつ販売量が減少している企業も42.3%みられるなど、価格低下、販売量減少から売上減少となっている状況が伺える。
Point2 最も力を入れて取り組んでいるのは「新規販路・市場の開拓」
この1年間に中小企業が力を入れて取り組んできたのは、「新規販路・市場の開拓」が最も多く、回答企業の62.1%にのぼる。ついで、「社員教育・技能訓練」が38.2%、「生産方式、業務の見直しによる改善」が30.7%となっている。「新規販路・市場の開拓」は、成果を感じている企業の割合も31.6%と比較的高くなっている。
Point3 今後は中・長期的な視点をもってイノベーションに取り組みたい企業が増加
今後のイノベーションへの取り組みとしては、引き続き、「新規販路・市場の開拓」や「社員教育・技能訓練」に力を入れたいとしている企業が多い一方、「新たな事業分野への参入」が26.5%(これまでに取り組んだ企業は18.1%)と大きく増えており、中小企業が中長期的な視点を持って今後の戦略を考えていることが伺える。一方、「生産方式、業務の見直しによる改善」、「既存の仕入製品、仕入先の変更・切り替え」は減少しており、ひと段落した様子が伺える。
Point4 イノベーションの課題は「人材不足」
イノベーションにおける課題では、「人材不足」をあげた企業が49.5%と最も多く、特に、製造業では、高度な技術を持つ人材を求める声が聞かれた。一方、従業員20人以下の企業では、36.3%の企業が「資金不足」をあげており、小規模企業では人材面に加えて、資金面での不足も課題となっている。

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企画振興部 企画・政策グループ 担当:阿部
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