2004年度顕彰企業のご紹介モノづくりブランドNAGOYA

<独自の配合技術で生み出す機能性油化学品で世界をリード>

中京油脂株式会社

<私たちは限りある資源を多角的に活用し、新たな可能性を創造します。>

業界随一の離型、防撥水、滑りの技術

中京油脂は、「離型、防撥水、滑り」の機能を応用した、自動車ウレタンシート用離型剤や感熱記録紙用塗工剤、プリント配線フェノール基板用離型剤等の工程助剤・添加剤のメーカーである。

Fax紙、レシートや飛行機チケットなどで使われている感熱紙に使用されている滑剤、耐水化剤「ハイドリン」は、非常に水に濡れにくい滑剤成分を、数ミクロン以下の微粒子で水中に均一分散させたユニークな商品で、世界のほとんどのメーカーに供給し、世界シェアの60%以上、国内シェアの80%以上を占めている。

もうひとつの主力製品は、ウレタン樹脂成形用離型剤、その名も「リケイ剤」である。自動車内装ウレタン部品(シート、ハンドルなど)を成形する際に、金型からきれいに離すために不可欠な油剤だ。同社の独自の配合による離型剤は、良好なクッション性、高い質感の実現に貢献し、国内シェア60%を誇る。

独自の配合技術で世界のモノづくりを支える

従来、自動車ウレタンシート用離型剤には、ガソリン、トルエン、キシレン及び塩素系などの揮発性有機化合物(VOC)が使用されていたが、欧米諸国では,VOCに対する環境規制が厳しく、米国では45%程度、欧州では20%程度の離型剤が水系に転化されている。しかし、日本国内での水系離型剤の使用割合は、いまだ5%程度。水はウレタンと反応しやすいこともあり、成形品の表面状態に悪影響が生じ易くなるため、水系離型剤の開発が非常に困難であるからだ。

この難題を解決するため、中京油脂では、水系離型剤の原料であるワックスの品質改良に加え、ワックスを水に分散させる界面活性剤を開発し、溶剤系離型剤並の性能を確保する、VOCフリーの水系離型剤を開発した。同社は、さまざまな産業に対し、このVOCフリーの技術を応用することを提案し、優れた機能付与や製造効率の向上、環境対策に貢献していきたいと考えている。
モノをはがす、滑らせる、水をはじく…。これらの機能は、目立たないけれども、高品質で高度なモノづくりに欠かすことのできない要素である。中京油脂は、長年培ってきた独自の配合技術で、世界のモノづくりを支えている。

中京油脂株式会社・製品

会社概要

社名
中京油脂株式会社
本社所在地
〒454−0037 愛知県名古屋市中川区富川町2−1
TEL:052−362−1851
FAX:052−362−1856
URL:http://www.chukyo-yushi.co.jp/
E-mail:sales@chukyo-yushi.co.jp
代表者
伊藤 敞一(いとう しょういち)代表取締役
創業
1927年
資本金
9000万円
従業員数
85名
海外拠点
アメリカ、ドイツ
売上高
56億700万円(2006年11月期)
事業内容
機能性油化学品の製造販売
オンリーワンナンバーワン技術、シェア(国内)など
自動車ウレタンシート用離型剤 国内シェア60%(シェア順位1位)
情報記録紙用塗工剤 国内シェア80%(シェア順位1位)
プリント配線フェノール基板用離型剤 国内シェア70%(シェア順位1位)
ISO
ISO14001 2004年版認証取得(2004年)
ISO9001 2000年版認証取得(2002年)

※データ・内容は2007年5月現在のものです。