2002年度顕彰企業のご紹介モノづくりブランドNAGOYA

「本物」へのこだわり

金印株式会社

「食文化の向上に貢献する」という理念のもと、 農業分野から加工分野までをカバーし、 最高の品質をあらわす「金印」のブランド名に恥じぬよう、「食」のおいしさ、豊かさ、楽しさを追求しています。

「本物」へのこだわりは苗から

寿司、刺身、そば・・・和食にはかかせない「わさび」。独特の辛みが素材の味を引き立てる、和食の名脇役だ。しかし日本人ですら、わさびの本当の味を知っている人は少ない。味、辛み、そして香り。特に、わさびの命ともいえる「香り」は、すりおろして3分から5分でそのピークに達し、その後10分程度までが勝負と言う。

金印は、「本物のわさび」をとことん追求するこだわり企業だ。その徹底ぶりは、原材料となるわさびの苗の栽培から始まる。海外産の原料が多くなってきている食品業界だが、農家と常に密着した体制がとれるよう、国内産にこだわり、「畑から食卓まで」のあらゆるプロセスで手間を惜しまない。

業界に先駆けてわさび原料の品種開発に取り組み、本わさびの新品種「みつき」、西洋わさびの優良系統「白宝」を生み出し、組織培養技術を用いた無病苗の大量生産に成功。農業分野(西洋わさびの収穫機械「ハーベスター」開発、西洋わさび残渣の堆肥化など)から、「超低温すりおろし製法」や「超高速小袋充填・自動包装システム」など独自の開発技術を駆使した加工分野まで、一貫した独自の品質管理システムを構築。業界用市場ではトップシェアを誇るナンバーワン企業だ。

わさびの可能性を追求する

植物バイオ技術を活用した原料の品種改良に加えて、わさびの効能・作用の研究にも、力を入れている。近年、特許製法によるわさびの健康成分「わさびスルフィニル(R)」の抽出に成功。各大学等との共同研究から新たな効能として、解毒作用・抗酸化作用・血流改善作用・花粉症軽減効果などを見出している。これらの研究成果が、健康・安心・安全な商品提供に生きている。

全世界的な健康志向に伴う和食の普及に合わせて、欧米、アジア、オセアニアなどでも売上を伸ばし、「日本の食文化」を世界に広める一翼を担う。また、大学との共同研究や、循環型農業への取り組みなど、更なる発展を目指した取り組みにも積極的だ。

金印株式会社・製品

会社概要

社名
金印株式会社
本社所在地
〒460−0008
名古屋市中区栄3−18−1 ナディアパークビジネスセンタービル23F
TEL:052−242−0008
FAX:052−242−0009
URL:http://www.kinjirushi.co.jp
代表者
小林 桂子(こばやし けいこ)代表取締役社長
創業
1929年
資本金
1億8000万円
従業員数
250名(正社員、パート、派遣社員含む・グループ連結)
海外拠点
米国 、イギリス、ドイツ
事業内容
わさび各種、レホール、生おろし生姜、マスタード、生おろしにんにく、
お吸い物、練梅、蒲焼のたれ、各種ドレッシング、鍋スープ、健康食品、化粧品
その他食品の製造・販売
オンリーワンナンバーワン技術、シェア(国内)など
業務用わさび[生おろしわさび、粉わさび、練りわさび](1位)
ISO
ISO9001認証取得(2002年)
ISO9001−HACCPマネジメントシステム認証取得(2002年)
グループ企業
金印わさび(株)
金印物産(株)
金印アグリ(株)
KINJIRUSHI WASABI INTERNATIONAL CO.,LTD

※データ・内容は2015年7月現在のものです。