2016年 年頭所感
『さらなる飛躍を目指して地域の「力」をパワーアップ』

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2016年 年頭所感『さらなる飛躍を目指して地域の「力」をパワーアップ』

名古屋商工会議所 会頭 岡谷 篤一

明けましておめでとうございます。
会員の皆様には、お健やかに平成28年の新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は、国産初のジェット旅客機MRJが11月に開発着手から7年半を経て初飛行に成功しました。我が国の航空史の歴史に残る記念すべき出来事であり、当地域の航空機産業の新たなスタートを象徴するものとなりました。
また、相次ぐ日本人のノーベル賞受賞やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の大筋合意など、それぞれの分野において長年に亘る関係者の努力が実を結び、我が国にとって重要な事柄が大きく進展した一年でもございました。

未来の飛躍に向けてチャレンジ

私は名商会頭に就任当初から、「時代と向き合う」ことの大切さを申し上げておりましたが、経営とは「時代認識」そのものだと思います。
本年も内外の情勢は、目まぐるしく変化するものと思われますが、こうした状況の中にあって、まず何よりも大切なのが、「今」という時代としっかり向き合い、認識することです。そして時代の変化に立ち向かうためには、こうした認識に基づいた適切な経営判断を行ない、新しい成長に向けたチャレンジをしていくことではないでしょうか。

幸いにして、本年5月の伊勢志摩サミットの開催、さらには2020年の東京オリンピックや2027年のリニア中央新幹線の開業など、当地域を国内外へPRできる絶好の機会が控えております。こうした動きにも併せ、名古屋駅前では高層ビル群が次々と再開発されております。また、MRJや燃料電池自動車のような次世代を担う先進的なモノづくりが進展するなど、将来の発展に向けた重要な布石ともいえるプロジェクトが着々と進んでおります。
今後、これらのプロジェクトを最大限に活用するとともに、国内外へ有効に情報発信することで、交流人口の拡大を加速し、地域の活性化につなげていくことが不可欠でございます。

地域に輝きをもたらす「3つの力」

我が国では長期デフレからの脱却という重要な転換局面にありますが、経済の好循環を実現し、経済成長を確実なものとしていくためには、「地域活性化」と「中小企業振興」を使命とする商工会議所が果たすべき役割はますます重要なものになると思います。
こうした中、名古屋商工会議所は、昨年、リニア新時代へ飛躍するグローバル都市をめざして、「モノづくり力」、「都市力」、「企業力」の‘3つの力’を磨き上げる「中期計画2015-2017」を策定しました。これらの力を充実させるため、「世界トップレベルのモノづくり力の拡充・強化」、「ナゴヤらしい都市力の拡充・強化」、「個性・活気溢れる多彩な企業の成長力支援」を重点テーマとして、現在、取り組みを進めております。

今年は、こうした方針を踏まえ、航空機産業においては、部品サプライヤー相互のネットワークを強化し、バイヤーへの提案力向上を図る「サプライヤー・ミーティング」を新たに実施します。これにより2017年に本所等が開催する国際商談会「エアロマート名古屋」での有効な商談に繋げて参ります。さらにメディカルデバイス産業の振興や大企業の開放特許とのマッチング、オープン・イノベーションの促進にも取り組みます。 また、昨年は訪日外国人旅行客が大幅に増加しましたが、これからの交流圏域の拡大に備えた都市機能の強化を図るとともに、新たな都市魅力の発掘などを、関係機関と連携を図りながら、積極的に進めて参りたいと思います。
さらに地域の雇用や経済を支える中小企業の振興や多彩な起業家を育成するため、従来にも増して企業の皆様に寄り添った「伴走型支援」を実施して参ります。また、従来から実施している「名商合同企業説明会」や「名商就活ナビ」を充実するとともに、中途採用支援サービスを新たに実施し、採用支援にも注力して参ります。

こうした取り組みが、会員企業の皆様方の前向きな事業展開に少しでもお役に立てるよう本年も積極的に実施して参りたいと存じます。
皆様にとって、実りある年となることを祈念いたしますとともに、本所活動への一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。

平成28年1月1日

以上


名古屋商工会議所の入会案内