企業はどのように知的財産を保護するか―労働者のマネジメントの観点から―

自社製品やサービスの開発の過程では、多種多様な知的財産が生まれます。これを市場獲得の最大化のために、どのように活用し保護するか、そのために、いつどのように公開するか、または秘匿するかは、いわゆるオープン＆クローズ戦略として議論されています。
本講演では、本テーマに少し異なる角度から光を当てて、職務の過程で知的財産を生み出し、企業の機密を知ることになる労働者のマネジメントの観点から考察します。
また、グローバル化や働き方改革による雇用の流動化と多様化が営業秘密の管理に及ぼす影響について、世界の最新動向（米国における退職者の競業避止義務禁止に関する動き等）にも触れつつ、解説します。