2020年8月28日
本日、安倍内閣総理大臣の辞任が発表された。主に健康上の理由とのことだが、任期途中、またコロナ騒動の最中でもあり、大変驚いている。
安倍政権の評価については、経済界の人間からすれば、2012年12月の第二次安倍政権発足直後から、大胆な金融政策を始めとする経済最優先の政策、いわゆるアベノミクスを強力に推進し、諸外国に比べて安定した国の運営維持がなされ、また海外諸国とも親密で良好な関係の構築に努めつつ、長きに亘り我が国のリーダーとして全力を尽くして頂いたと高評価をしている。
一方で支持率の凋落が如実に示すように、多くの国民が厳しい評価をしていたことを、あとを引き継ぐ政権与党には謙虚に受け止めていただきたい。
このコロナによって時代の変革が急速に動き始めようとしている時こそ、感染拡大防止と同時に社会経済活動を中心として更に安定した、多くの国民から信頼される政府を作り上げることが我が国の大きな課題となっている。
名古屋商工会議所
会頭 山本 亜土