愛知県を対象とする「緊急事態宣言」の解除決定について

2021年6月17日

 5月に発令された緊急事態宣言が解除されること自体は喜ばしいが、愛知県の感染者数はまだまだ多く、依然として慎重な行動が必要である。

 ここに来て、ワクチンの接種が官民の協力で、急速に軌道に乗り始めていることから、接種スピードを一気に加速し、1日も早く国民全体にワクチンが行き渡り、集団免疫の獲得に向けて総力を挙げて貰いたい。併せて、デルタなどの変異株に対する強力な水際対策の徹底も実施して欲しい。

 また、愛知県内には引き続き、まん延防止等重点措置が適用されることから、引き続き厳しい状況にある飲食や宿泊、観光業などの事業者が事業を維持・継続できるよう万全を尽くしていただきたい。そして同時に、政府や自治体には、コロナ終息後の経済回復に向けて、大胆な施策等を講じられるよう今から準備を怠りなくして貰いたい。

 今度こそ、再びもと来た道に戻ることがないよう、「ノーモア リバウンド」を合言葉に、国民一人ひとりが気を引き締めて感染対策を実施することが何よりも重要である。


名古屋商工会議所
会頭 山本 亜土


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