2021年7月8日
約3ヵ月に亘る経済活動の制限がようやく解除されること自体は喜ばしいが、首都圏では感染者数が増加傾向にあり、依然として気を緩められる状況にはない。
決め手となるワクチン接種は、官民の協力により職域接種が開始されるなど、明るい兆しが見え始めた矢先に、肝心のワクチンの安定供給が出来ず、接種スピードにブレーキが掛かったことは遺憾である。政府には、ワクチンの配分や在庫の状況を正確に把握し、一刻も早く供給見通しを開示した上で、自治体や企業等が安心して接種を行えるよう全力を挙げていただきたい。
この先、オリンピック・パラリンピックの開催や人の往来が増加する夏休みを控えているが、気の緩みが第5波に繋がらないよう、我々一人ひとりが「ノーモア リバウンド」を強く意識し、自覚をもった行動が改めて厳しく求められる。
名古屋商工会議所
会頭 山本 亜土