2021年8月5日
再び愛知県に「まん延防止等重点措置」が適用され、飲食店等に制限が強化されることは誠に残念である。驚異的なスピードで感染が急拡大していることに極めて強い危機感を持っている。
幾度となく経済活動の抑制による影響を受けてきた飲食や宿泊、観光業等に携わる事業者の落胆は大きいと思う。この厳しい状況下で事業や雇用を何とか維持している事業者に対して、政府や自治体には一層の支援をお願いしたい。
多くの国民は、度重なる行動制限と解除の繰り返しに慣れてしまっており、政府が期待する効果が得られていない。現在、20代・30代の感染者が増えていることから、最早、感染拡大を抑え込む切り札は、こうした若い世代へのワクチン接種を早急に進めること以外にない。
一日も早く国民全体にワクチンを行き渡らせることで、感染拡大と行動制限を繰り返す悪循環を断ち切り、経済や社会活動の早期回復に全力を尽くしていただきたい。
名古屋商工会議所
会頭 山本 亜土