愛知県を対象とする「緊急事態宣言」の延長について

2021年9月9日

 愛知県を対象とする緊急事態宣言の延長が決定された。病床使用率や重症者数は依然として高い水準にあり、やむを得ないと思うが、今回の宣言延長をもって、何としても終止符を打っていただきたい。

 度重なる経済活動の抑制により、飲食や宿泊、イベント、観光業などをはじめとした事業者は、すでに体力の限界に達し、この先、倒産が急増することを危惧している。コロナ収束後の経済回復を確かなものとするためにも困窮する事業者への迅速かつ切れ目のない支援とさらなる追加策をお願いしたい。併せて、ワクチン接種の進捗状況に応じた行動制限の緩和の基本方針が公表されたが、政府には、経済回復に向けて目指すべき道筋をしっかりと示していただきたい。

 国や自治体には、引き続き、若者を中心に広報周知に努め、ワクチン接種の早期実施を着実に実行するとともに、国民への感染拡大防止に向けた自覚ある行動の呼びかけを今一度徹底してほしい。


名古屋商工会議所
会頭 山本 亜土


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