2022年3月17日
2か月に及んだ愛知県を対象とする「まん延防止等重点措置」が解除されること自体は喜ばしいが、新規感染者数の減少ペースは鈍く、病床使用率も依然高水準にある。
コロナとの戦いが3年目に入り、その間、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が何度も繰り返されてきたことで、今や国民の間には慣れがまん延している。
引き続き、感染対策を徹底する必要はあるが、ウィズコロナを前提に3回目ワクチン接種の加速や治療薬の安定供給といった社会インフラの確立とともに、新型コロナウイルスの感染法上の分類をインフルエンザと同じ分類に引き下げるなど、政府のコロナ対策の抜本的な戦略の見直しが急務である。
その上で、新たな行動指針の策定やGoToトラベル等の早期再開など、経済正常化に向けた出口戦略を早急に示し、強力に推進していただきたい。
名古屋商工会議所
会頭 山本 亜土