2022年５月19日

　日本のインフラの老朽化については以前から心ある人達から叫ばれて来たが、とうとう工業用水の漏水というところで現実となった。

　それも日本の産業を支える愛知県の東部という極めて悪い条件で発生した。自動車等のサプライチェーンの停滞や生産ラインの停止など、製造業はもとより、農業も含む地域産業全体へ影響が広がることを懸念している。

　一刻も早い現状復旧に努められると同時に、今後、同様の古い施設でこのような事態が起こらないよう、今一度、国全体でインフラの点検を徹底し、老朽化が進む施設については、適切な予算措置を講じて設備を更新いただきたい。

名古屋商工会議所
会頭　山本　亜土