2022年12月23日

　今般の「政府予算案」は、我が国経済を取り巻く厳しい経済環境を克服し、人への投資、科学技術・イノベーション、スタートアップ、ＤＸ、ＧＸなどを促すことで「新しい資本主義」の実現を目指す予算編成となったことを評価する。

　足元でのエネルギー価格の高騰や物価高、価格転嫁などに対して中小企業がその対応力を上げるため、生産性の向上、新規事業分野への参入などへのチャレンジを後押しできるよう本予算案を早期に成立させるとともに、スピード感を持って的確に執行いただくようお願いしたい。

　一方、５年連続で１００兆円を超える大型予算が続く中、政府にはコロナ禍の中で行なわれた政策効果を徹底的に検証するなど、財政健全化に向けた議論を先送りすることなく、早期にその道筋を示してもらいたい。

名古屋商工会議所
会頭　嶋尾　正