髙橋治朗元会頭の訃報に接して

2023年10月30日

 先日まで元気なお姿を拝見していただけに、突然の訃報に大変驚いております。

 髙橋治朗さんは、わが国有数の国際貿易港である名古屋港の発展に陣頭指揮を執られ、当地域経済の発展や各国要人との交流促進に多大な貢献を果たされました。

 名古屋商工会議所では、2010 年から 2013 年まで会頭をお務めいただきましたほか、国際委員長や港湾部会長などをご歴任いただきました。

 会頭在任中は、2011 年の国際バルク戦略港湾の選定など、名古屋港が日本一の国際総合港湾として整備される道筋を付けられました。

 また、東日本大震災の際は、全国の商工会議所に先駆けて、当地域の遊休機械を被災企業に贈り、この取り組みが「遊休機械無償マッチング支援プロジェクト」として全国に広がるなど、被災地企業から多くの感謝の声が寄せられました。

 とりわけ、本所のポートセールスにおいては 2000 年から団長を務められ、会頭退任後も本年 8 月のポートセールスまで団長をお務めいただくなど、今日の名古屋港の発展にご尽力されました。

 急なご逝去は本当に残念でなりません。心からご冥福をお祈り申し上げます。


 

名古屋商工会議所
会頭 嶋尾 正


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