2019年9月11日
このたびの内閣改造では、"安定と挑戦"を基本方針として、強力な布陣が敷かれた。
当地の経済情勢はこれまで、主力の製造業を中心にして堅調に推移してきたが、ここに来て、米中間の貿易摩擦の激化など国際経済の下振れリスクが高まってきている。
中小企業にとっては、来月からの消費税引き上げへの対応をはじめ、年々深刻化する人手不足や働き方改革への対応、IT・IoT活用の推進等々、取り組まなければならない課題は山積している。
新内閣には、安定した政権基盤の下、景気減速の様々なリスクに対する適切かつ機動的な対策を講じられるとともに、中小企業への支援策には、ぜひ万全を期していただきたい。また、社会保障制度改革等を着実に進め、財政健全化の実現という重要課題には不退転の決意で臨んでいただくことを期待する。
名古屋商工会議所
会頭 山本 亜土